噛み締めは何故おきるの?

一般的には、ストレスが原因だと言われています。
マウスピースを歯科医から薦められたけどかえって酷くなったと悩む方は多くおられます。

私は、咀嚼筋(咬筋をはじめ、内外側の翼突筋、顎二腹筋や頸突舌骨筋、最重要の側頭筋)に溜まった凝りを睡眠時に取り除くために起こる作用だと思っています。元来下顎は左右の顎関節に引っ掛かっており、重さも約1kgあると言われています。例えば、PCに前屈みで向かっているときいわゆる受け口状態になっています。咀嚼筋たちは正しい位置に戻そうと頑張っています。ですからPCに夢中になっていると上下の歯が食い縛り状態になって気がつくと1時間、2時間その状態が続いていると気がついている方が多くおられます。
元来上下の歯は食事中瞬間的に合うだけで3食トータルで1日20分程度しか合わないそうです。

東京医科歯科大学顎関節治療部部長時代に木野孔司先生は
治療には「上下の歯が合ったら離すこと繰り返すこと」と言われ、「不必要な上下のの歯の接触という癖(Tooth Contacting Habit 〈TCH〉と名付ける)」を改善するには、「唇は合わさった状態で、上下の歯は前歯部で1〜2ミリ、奥歯でも0・5〜1ミリの隙間維持して離れている(安静空隙)状態」、上下の歯が離れているとき、あごはリラックスしており、力が抜けています。このとき舌は先端が上顎の前歯の付け根のあたりに軽く触れています「顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本(一部抜粋)講談社2011年出版」

トリート整体院吉祥寺では、「頭のマッサージ」で、咀嚼筋一つ一つの凝りを緩めながら頭蓋骨を整え左右の顎関節の位置を整えます。また就寝前に自律神経の副交感神経優位の状態に整えるセルフバージョンの指導も行なっています(毎日して頂きたい)

噛み締めや歯ぎしりでお悩みの方は、一度当院にご相談下さい。
トリート整体院吉祥寺 坂本